面白い演奏会に行ってきました!
メディアアーティストの落合陽一さんの、「変幻する音楽会」です。音楽を聴くだけでなく、「見る」ことを重要なテーマとした音楽会です。
AIの映像を、クラシック音楽や、佐渡の鬼太鼓の演奏と舞に合わせる、実験的な舞台でした。組み込まれたキーワードをもとに、AIが音楽を聴いて生み出すという映像は、人間が作ったようにカラフルで鮮やかで、刻々と変化していき、新鮮でした。また、サントリーホールの響きの中で、和太鼓のパフォーマンスを見るというのも、新しい体験でした!
合間には、落合さんと太鼓の方、指揮者のトークがあり、演奏会のコンセプトや選曲の裏話、佐渡の鬼太鼓の魅力について、お話を聞けて、より舞台を楽しめました。
個人的には、藤倉大さんの初演の演目、Demon Danceが、印象に残っています。鬼太鼓のリズム、舞とオーケストラの音楽が絶妙に合っていて、さらに映像も面白い演出でした!
コンサートでは、生演奏を楽しむこと、好きな曲を聴くこと、知らない曲に出会うこと、そして、知っている曲の新しい一面を見つけることのも、楽しみの一つです。音を聴いて、それぞれにイメージして楽しむのも醍醐味ですが、視覚的に、ある解釈を見せられると、音楽が聴きやすくなったり、知っている曲を違う視点で鑑賞できるので、また新しい発見があります。
今回は曲も長すぎず、特に、クラシックに馴染みのない方には、触れる良いきっかけになりそうな演奏会でした!そして、日本人作曲家の作品や、日本古来の音楽の演奏があるのも良いと思いました。
毎年やっている企画だそうなので、来年はもっと進化しているかも…?AIの進化に伴う、新しく珍しいアートとのコラボで、和洋の伝統音楽の演奏を聴けて、色々な視点で楽しめる音楽会なので、興味のある方はぜひ♪
音楽の歴史と最先端の技術が混ざり合い、不思議な体験ができます。