top of page
執筆者の写真メジロピアノ教室

譜読みのコツ

更新日:11月7日

初めての曲に取り組むとき。音はもちろんですが、ほかにもたくさんの情報を見ましょう!

今日は、譜読みのコツについてのお話です。


❶まずは、調性、拍子と曲全体の指示を見る

2拍子、3拍子、4拍子、6拍子…

何拍子かで、拍の取り方ががらりと変わります。リズムをつかむためにも、しっかり拍子を確認して進みましょう。曲の調号、#や♭が付く音があるのかも、よく見ます。

そして、なんとなく見た感じ、音が跳躍している所が多いとか、同じリズムが多いとか、左手は和音なのか旋律なのか、曲の特徴も捉えましょう。これは意外と大事です!


はじめに書いてある、テンポの指示や、曲全体の雰囲気についての言葉も確認。

速い曲を最初からテンポ通りに弾くのは、当然難しいですが、イメージをしておくと、あとで楽に曲をつかめて、方向性が決まります。


❷音符とリズム、指づかい、フレーズを確認

右手にメロディーがあることが多いですが、右手から譜読みするときは、とくにリズムに要注意。ついつい、音符を追うのに精いっぱいになりがちですが、リズムも大事な要素です。拍を数えながら、どこに重心がくるか、よく感じましょう。

指づかいや、手の移動も丁寧に確認します。指づかいは、大抵の場合は、その部分が一番弾きやすい指番号がふってあるので、自己流にせず、なるべくその指づかいで弾くように心がけましょう。後々、とても楽になります!

音が跳躍するところも、手の開き具合を覚えるためにも要チェック。


そして、どこまでが1フレーズか把握しましょう。フレーズは、文章の切れ目のようなもの。大体4小節から8小節で出来ているので、そこまではひと息!のイメージで弾いてみます。


❸和音を把握する

左手が伴奏形のときは、分散和音になっていることがほとんど!和音をつかめると、耳で響きを覚えられるので、左手の譜読みに苦戦した時は、和音を把握するのがおすすめです。


❹強弱、音楽記号を見る

たいていの曲は、強弱の指示や、音色、速度を遅くしたり速くしたり…と、曲中に様々な指示が書いてあります。記号や、言葉もあります。

最初からその通りに弾いてみると、すんなりと曲が入ってくることが多いので、わからない言葉は、調べるとやりやすいです。

音符とリズムだけを追って進めていくよりも、曲想の指示を初めに見ておくと、後で直さなくて済むので、なるべく譜読みの初めの段階で、確認しながら弾いてみましょう!


ピアノの楽譜は両手2段あり、たくさんの情報があふれています。まず拍子・テンポ・雰囲気、場面転換の場所など、曲を大きくとらえてから、細かいところを、一つ一つ丁寧に読み解いていきましょう。

あせらず、片手ずつゆっくり見るのが大事ですが、和音が助けになることも多いです。余裕が出てきたら、右手メロディーのときは左手の和音を、左手の伴奏形のときはメロディーを、イメージしながら弾いていき、ゆっくり両手を合わせましょう。


新しい曲は、わくわくしますよね!

初めに、難しい…と思いすぎずに、ゆっくり譜読みすると良いです。慣れてくると、読めるスピードが速くなります!色々な曲を弾いてみましょう♪


ピアノの楽譜

閲覧数:59回
bottom of page